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どうもkouです!
「もうやめたい」「今日こそやめる!」と思ったのに、気づいたらまたやってしまっている…。
夜更かし、スマホのダラダラ見、甘いものの食べすぎ、タバコやお酒、ネットショッピングなど…。
誰にでも一つや二つ「やめたいのにやめられないこと」ってありますよね。
今回は、その“やめられない”の裏にある心理学をわかりやすく解説していきます。
1. 脳の「報酬回路」に支配されている
人間の脳には「快楽を求める仕組み」が組み込まれています。
それが報酬回路(ドーパミン回路)。
例えばスマホ通知をチェックしたときや、甘いものを食べたとき、
ドーパミンが分泌され「気持ちいい」「もっとやりたい」と脳が学習します。
つまり、やめたい行動=「脳がご褒美だと認識している行動」なんです。
2. 「習慣化の力」が働いている
心理学者ウィリアム・ジェームズは「人間の行動の大半は習慣である」と述べています。
ある行動を繰り返すと、それは脳に“回路”として刻まれ、
意識しなくても自動的にやってしまうようになります。
夜、無意識にSNSを開いてしまうのも、この習慣回路が原因。
意思の弱さではなく「脳の仕組み」によるものなのです。
3. 「短期的快楽」と「長期的利益」の戦い
心理学的に、人間は目先の快楽を優先する傾向(現在バイアス)があります。
「今この瞬間、楽になりたい・満たされたい」という欲求は、将来の健康や成功より強く働くんです。
「今だけ…」と夜更かししてしまうのは、脳が“未来の自分”より“今の快楽”を重視するから。
4. 自己コントロール資源の消耗
スタンフォード大学の心理学者ロイ・バウマイスターは
「意志力は筋肉のように消耗する」と提唱しました。
つまり、仕事や勉強で集中力や判断力を使うと、夜には“自己コントロール力”が減っている。
だから「夜に間食してしまう」「ついダラダラYouTubeを見る」というのは自然な流れなんです。
5. 「環境」が行動を決める
心理学者カート・レヴィンは「行動=人×環境」と述べました。
どんなに意志が強くても、目の前に誘惑があると人は弱い。
机にお菓子を置いておけば食べてしまうし、ベッドにスマホを持ち込めば夜更かしします。
つまり、やめられない原因は「あなたの意思が弱いから」ではなく「環境が誘惑に満ちているから」なんです。
6. やめられない行動を減らす方法
では、心理学的にどうすれば「やめられない行動」を手放せるのでしょう?
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置き換え戦略:いきなりゼロにするより、代わりの行動に置き換える(例:お菓子→ナッツ、SNS→読書アプリ)。
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環境を変える:スマホを別の部屋に置く、買いだめしない。
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小さく始める:完璧を目指さず「1日だけやめてみる」「5分だけ我慢する」から始める。
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トリガーを見直す:やめたい行動を引き起こす“きっかけ”を探し、それを断つ(例:テレビをつけると間食→テレビを見ない)。
まとめ
「やめたいのにやめられない」のは、あなたが意思が弱いからではなく、
脳の報酬回路・習慣・環境・心理バイアスが原因。
逆にいえば、仕組みを理解し、環境や習慣を工夫すれば誰でも行動を変えることができます。
やめたい行動は「敵」ではなく「脳のクセ」。
自分を責めるのではなく、少しずつ“脳の仕組みを味方につける”ことが大切です。
それではまた次の投稿でお会いしましょう~
アデュー!! (~ ̄▽ ̄)~

kou.

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