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「やめたいのにやめられない」心理学
2025年9月29日
ブログ

どうもkouです!

 

 

「もうやめたい」「今日こそやめる!」と思ったのに、気づいたらまたやってしまっている…。

夜更かし、スマホのダラダラ見、甘いものの食べすぎ、タバコやお酒、ネットショッピングなど…。

誰にでも一つや二つ「やめたいのにやめられないこと」ってありますよね。

 

今回は、その“やめられない”の裏にある心理学をわかりやすく解説していきます。

 

 

1. 脳の「報酬回路」に支配されている

 

人間の脳には「快楽を求める仕組み」が組み込まれています。

それが報酬回路(ドーパミン回路)

 

例えばスマホ通知をチェックしたときや、甘いものを食べたとき、

ドーパミンが分泌され「気持ちいい」「もっとやりたい」と脳が学習します。

つまり、やめたい行動=「脳がご褒美だと認識している行動」なんです。

 

 

2. 「習慣化の力」が働いている

 

心理学者ウィリアム・ジェームズは「人間の行動の大半は習慣である」と述べています。smartphone-6769016_1280

ある行動を繰り返すと、それは脳に“回路”として刻まれ、

意識しなくても自動的にやってしまうようになります。

 

夜、無意識にSNSを開いてしまうのも、この習慣回路が原因。

意思の弱さではなく「脳の仕組み」によるものなのです。

 

 

3. 「短期的快楽」と「長期的利益」の戦い

 

心理学的に、人間は目先の快楽を優先する傾向(現在バイアス)があります。

「今この瞬間、楽になりたい・満たされたい」という欲求は、将来の健康や成功より強く働くんです。

 

「今だけ…」と夜更かししてしまうのは、脳が“未来の自分”より“今の快楽”を重視するから。

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4. 自己コントロール資源の消耗

 

スタンフォード大学の心理学者ロイ・バウマイスターは

「意志力は筋肉のように消耗する」と提唱しました。

 

つまり、仕事や勉強で集中力や判断力を使うと、夜には“自己コントロール力”が減っている。

だから「夜に間食してしまう」「ついダラダラYouTubeを見る」というのは自然な流れなんです。

 

 

5. 「環境」が行動を決める

 

心理学者カート・レヴィンは「行動=人×環境」と述べました。people-2834080_1280

どんなに意志が強くても、目の前に誘惑があると人は弱い。

机にお菓子を置いておけば食べてしまうし、ベッドにスマホを持ち込めば夜更かしします。

つまり、やめられない原因は「あなたの意思が弱いから」ではなく「環境が誘惑に満ちているから」なんです。

 

 

6. やめられない行動を減らす方法

 

では、心理学的にどうすれば「やめられない行動」を手放せるのでしょう?

  • 置き換え戦略:いきなりゼロにするより、代わりの行動に置き換える(例:お菓子→ナッツ、SNS→読書アプリ)。

  • 環境を変える:スマホを別の部屋に置く、買いだめしない。

  • 小さく始める:完璧を目指さず「1日だけやめてみる」「5分だけ我慢する」から始める。

  • トリガーを見直す:やめたい行動を引き起こす“きっかけ”を探し、それを断つ(例:テレビをつけると間食→テレビを見ない)。

 

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まとめ

 

「やめたいのにやめられない」のは、あなたが意思が弱いからではなく、

脳の報酬回路・習慣・環境・心理バイアスが原因。

逆にいえば、仕組みを理解し、環境や習慣を工夫すれば誰でも行動を変えることができます。

 

やめたい行動は「敵」ではなく「脳のクセ」。

自分を責めるのではなく、少しずつ“脳の仕組みを味方につける”ことが大切です。

 

 

それではまた次の投稿でお会いしましょう~

 


アデュー!! (~ ̄▽ ̄)~

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kou.

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車でどこまででも行ってしまう旅行好きのアウトドア人間 日々「エモさ と 新しいこと」を探し続けています。 よろしくお願いします。