ブログ
こんにちは、kouです。
今日のテーマは、「エモい」という感情について真面目に考えてみることです。
……え、真面目に⁉️と思うかもしれませんが、たかが「エモい」されど「エモい」。
言葉の裏には、けっこう深い感情が隠れているんですよね。
「エモい」って何?まず語源から
まず、「エモい」の語源から整理しましょう。
「エモい」は、英語の “emotional(エモーショナル)” の略語。
つまり“感情的”とか“感情が揺さぶられる”って意味で、元々は音楽や映像の感傷的な要素に使われていたんです。
でも、SNSが普及してからは、
・懐かしい景色を見たとき
・ふと流れた音楽に涙腺崩壊するとき
・なんか気持ちがグッと来たとき
みたいに感覚的に、「エモい!」って使われるようになりました。
「なんかエモい」とか「エモくない?」って一言で、
“言葉にしにくいけど心が揺れた!”っていう状態を瞬時に共有できる。
だからすごい便利語なんですよね。
どんなシーンで「エモい」を感じるか?
みんなが「エモい!」とつぶやく瞬間、僕もいくつか思い浮かびます。
雨降りの学校帰り:夕焼けの中、傘を並べて歩くシルエット。
青春のBGM:昔好きだった曲を久しぶりに聴いて、胸がキュンとする。
卒アルや写真を見返したとき:若かった自分と、それを支えてくれた友達に感謝したくなる。
旅先の知らない景色:地図にも載ってない小さな海辺で、波音だけが響いてる瞬間。
……気づくと僕、めちゃくちゃ映画みたいな青春エピソードとセットで思い出してますけど(笑)。
でも本質的には、「エモい」は“時間の厚み”と“記憶の揺らぎ”に心が重なる感覚なんですよね。
「エモい」の正体って何?心理学的に考えてみた
では、エモいって感情の正体は何なのでしょうか。心理学的に深掘りしてみましょう。
● ノスタルジア(郷愁)
昔の思い出や記憶が蘇ってくるとき、心が暖かくも切なくもなります。
これが「昔が良かった」じゃなくて「当時の自分と今の自分の交差点」が見える、っていう感覚。
● 共情(エンパシー)
誰かの感情に強く共鳴するとき、胸にグッとくる。
映画や歌詞、映像作品の登場人物に共感して「そうそう、それそれ!」ってなるのも、エモい原体験に繋がります。
● 時間の圧縮
「あの瞬間は永遠だった」って気づいたとき、過去と今がクロスして、
時間の厚さが一瞬に詰まってくる。
過去の自分に触れた瞬間、ぐわっと感情が動くんですよね。
● 無言の承認
エモい景色や音楽、言葉にしにくい良さがあるとき、
「なんかいい…」って言葉が溢れないときもある。
その無言で伝わる感情の余白、その空間に胸が満たされる。
つまり、エモいは単なる「いいね!」より深い、心の染み込みポイントなんだと思います。
「エモさ」を感じるときの身体反応
エモい感情が来ると、身体もちゃんと反応するんですよね。
僕の経験で言うと、胸の奥がキュッと締め付けられる 鼻の奥がツンとする
涙がジワッと来るのに、泣くかどうか迷ってる 心拍がちょっと上がる感じ
これは「情動反応」で感情と身体がリンクしている証拠。
目に見えない“心の振動”が、体の神経から伝わるからなんですね。
なぜ僕らは「エモい」を求めるのか?
SNSでも「エモい」投稿がバズりやすいのはなぜか?
それは、みんながその“染み込み感”を求めているからだと思います。
慌ただしい日々の中で、心が洗われる余白欲しい
他人と同じ体験を共有したい 無言で分かり合える共感を求めている
エモいって、「いいね」や「かわいい」よりも深い共感や安心感を与えてくれる。
それが心地よくて、僕たちはエモいものに引き寄せられる。
でも注意も必要?「エモいの罠」って?
とは言え、エモさには“甘い罠”もあったりします。
過去に浸りすぎる:現実逃避になっちゃう 理想と現実のギャップに苦しむ:「いつもエモい瞬間ばかりじゃない」
と落ち込む エモさ追求が目的化:表面的な景色探しに疲れる
だから、エモい体験は“心の栄養”として受け取りつつ、
現実とのバランスも忘れないことが大事です。
じゃあ、どうやって「エモい」と付き合えばいい?
最後に僕なりのアドバイスです。
① 言葉にできない余白を大切に
「エモい」って言葉で終わらせちゃうのではなく、
その瞬間の感情を日記やメモにちょっと残しておくだけで意味が深まります。
② 過去と今を「対話」する
「あの時、こんな風に感じたけど、今はどうだろう?」って振り返ると、
自分の成長や変化を実感できて、エモさが前向きになります。
③ 他人と「エモ共有」してみる
SNSでもリアルでも、「これエモいと思った!」共有してみると、
思いがけない共感や新しい視点がもらえて、心が広がります。
おわりに:エモいは、心の宝箱
というわけで、
“エモい”っていう感情は、ただの感傷以上に、
時間・記憶・共感・身体感覚が複雑に絡み合った、心の宝箱みたいなものです。
日常の中でふとエモい瞬間に出会えると、
そのときだけは心がゆるむ。
その瞬間を大事にできる人は、心が豊かな人だなあ、としみじみ思います。
これからも、ぜひ「エモい」を大事にしてみてください。
その瞬間を記憶に閉じ込めて、また別のときに開けてみる――
そんな小さな豊かさの積み重ねを、僕はこれからも楽しんでいこうと思います。
それではまた次の投稿でお会いしましょう〜
アデュー! (~ ̄▽ ̄)~

kou.

最新記事 by kou. (全て見る)
- それ、本当の「限界」じゃなくて「メンドイ」じゃない? - 2025年7月31日
- 給料日ルーティン:入金日〜翌日でやることチェックリスト - 2025年7月30日
- Z世代的“幸福の定義”とは - 2025年7月29日