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おはようございます!!
みなさん、朝起きて一番に飲む水は何ですか?
冷蔵庫のミネラルウォーター? それとも水道水?
それとも寝ぼけて麦茶と間違えた…なんて方もいるかもしれませんね。
でもその水、元をたどれば 地下水 が大きな役割を果たしています。
そして地下水を利用するために行われるのが ボーリング工事。
「あ、また出たボーリング。ピン倒すやつ?」と勘違いしそうですが、安心してください。
今回も転がす玉は登場しません。
穴を掘って、水を掘り当てる方のボーリングです。
つまり今回は「水源確保の為のボーリング工事」
僕たち、高来テックがやっている仕事のお話です。
水源確保の為のボーリング工事とは?
簡単にいうと、地面に深い穴を掘って地下水をくみ上げるための井戸をつくる工事です。
ただの「穴掘り」ではなく、 飲み水や農業用水、工業用水、防災用水 といった目的に合わせて、
地下水脈を探り、適切な深さまで掘り進めていきます。
「水道があるのになぜわざわざ?」と思うかもしれませんが、井戸や地下水利用にはこんなメリットがあります。
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災害時にライフラインが止まっても水を確保できる
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水道料金を節約できる(工業・農業では特に効果大)
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ミネラル豊富でおいしい水が得られることもある
つまり、自分だけの水源を持てる安心感。これが水源確保ボーリング工事の魅力です。
どんな場所で行われるの?
水源確保のボーリング工事は、こんな場所で実施されます。
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一般家庭の井戸
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農業用(田畑やハウス栽培の散水)
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工場や病院など、大量に水を使う施設
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公共施設(防災井戸として設置されることも多い)
特に最近は 防災用井戸 として注目されています。
大地震や停電で水道が使えなくなったとき、井戸があると地域の人々を支えることができるからです。
水源ボーリング工事の流れ
では実際に「どうやって水を掘り当てるのか?」その流れを見ていきましょう。
1. 調査(地下水の有無を確認)
まずは「そもそも水は出るのか?」を調べます。
地質調査データや過去の井戸実績、地形などを確認し、地下水が期待できる場所を特定します。
※ここで失敗すると「ただの穴掘り」になってしまうので、実はめちゃくちゃ大事な工程です。
まさに宝探しの地図を描く段階。
2. ボーリング機械の設置
専用の掘削機械を設置します。見た目は大きなドリルのような装置で、地面をどんどん掘り進めます。
「え、家の庭にこんなの入るの?」と心配になるかもですが、小型の機械なら狭い場所でも施工可能。
3. 掘削開始
地層を掘り進めながら、地下水が出てくる層(帯水層)を探します。
帯水層というのは、水を含んだ砂や礫の層で、ここに到達すれば「おお、出た!」となる瞬間。
このとき、土や岩の状態を確認しながら慎重に進めます。掘ってすぐに温泉が出たら最高ですが、基本的には地下水です。
4. ケーシングとスクリーンの設置
ただ穴を掘っただけでは土砂が崩れてしまいます。そこで ケーシングパイプ(井戸管) を挿入し、
さらに水を取り込むための スクリーン(フィルター付きの管) を帯水層部分に設置します。
これで「水は通すけど砂はブロック」できる状態に。
ちょうど コーヒーフィルター みたいなイメージです。
5. 洗浄・揚水試験
井戸をつくったら、まずは水をくみ上げて洗浄します。
土砂を取り除き、きれいな水が出るように整えるんですね。
その後、試験的にポンプで水をくみ上げて「どれくらいの水量が安定して出るか」を調べます。
もし勢いよく水が出れば「当たり」。
出が悪いと「もうちょっと深く?」となる場合もあります。
6. ポンプ設置・仕上げ
最後に揚水用ポンプを設置して完成。
蛇口をひねると自分の土地から水が出る。なんだかちょっとロマンありますよね。
工事期間や費用の目安
気になるのは「どれくらいかかるの?」というところですよね。
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工期:数日〜2週間程度(深さや場所による)
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費用:数十万円〜数百万円
掘削の深さや地質、水量によって大きく変動します。浅い井戸なら比較的安価ですが、深くなるとコストも上がります。
「ちょっと掘って温泉出ないかな…」なんて夢も膨らみますが、
温泉掘削はさらにケタ違いに高額です。ここは宝くじ感覚ですね。
水源ボーリングのメリットと注意点
メリット
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災害時でも使えるライフライン
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ランニングコストの削減
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安全でおいしい地下水が得られる
注意点
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定期的な水質検査が必要(飲用の場合)
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掘削地点によっては水が出にくい場合もある
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許可申請が必要なケースもある(地下水利用規制地域など)
「とりあえず掘れば水が出る!」というわけではないので、専門業者にしっかり相談することが重要です。
まとめ
今回は 水源確保のためのボーリング工事 について解説しました。
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地下水を利用するために行う井戸掘りの工事であること
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調査 → 掘削 → ケーシング → 揚水試験 → ポンプ設置という流れ
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災害時や日常のコスト削減に役立つこと
水って当たり前に使ってますが、自分の土地から出るとなるとありがたみが倍増しますよね。
まさに「自分専用の水道」みたいなもの。
ということで今日はここまで!
それではまた次の投稿でお会いしましょう~
アデュー!! (~ ̄▽ ̄)~

kou.

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